各地の勉強会のもよう(月刊「ひかり」誌2011年6月号より)


◇ 4月 9日(午後) 金沢学修会

 3月11日、午後2時46分、三陸沖を震源としたマグニチュード9.0の未曾有の大地震(東日本大震災)が発生し、東北地方の太平洋沿岸を中心に甚大な被害に見舞われました。犠牲になられた方々や被災された方々のお心が、一日も早くお救い頂かれますよう、心よりお祈り申し上げます。

 大震災から1カ月近くが経った4月9日、畏れ多くも、神仏様の大いなるお計らいとお導きのもと、他地区からもお心熱き法友様のご参加を頂き、有り難くも金沢地区学修会が開催されました。

 本日は、新しいお世話人様に変わられてから、初めて、丸山先生をお迎えしての学修会であり、司会の金沢地区代表委員のH.H様には「当会は、丸山先生が、偉大な主・高橋信次先生より直接ご下命を受けられ、お預かりされた神聖な学修会でございます。心を正し、真摯な気持ちで学ばせて頂きたいと存じます。東日本大震災による甚大な被害が出ておりますが、お蔭様で会員様並びにご家族様すべての方々のご無事を確認させて頂いております。偏に神仏様のご加護の賜と心より感謝申し上げます。当会といたしまして義援金を募っておりますので、皆様のお心でご喜捨頂ければと思います」とお話しされました。

 始めに、丸山先生には、「本日は沢山の方にお出で頂き、偉大な主・高橋信次先生には、きっとお悦びなさっておられると思います。初めて、偉大な主にお出会いさせて頂いてからのことを種々思い出しておりますが、本当に多くの繋がりを戴いて今日を頂いております。

 皆様の亡きご家族様には、皆様が正法に触れておられることに対し、『何か可笑しなことをやっている』とは絶対に思っておられないと思います。私の父は新興宗教が大嫌いな方でしたが、私が正法を勉強していると知っておられ、今日もここにニコニコ笑って出て来られて、『嬉しい』と言って頂いております。正法は人間が考えたもの(新興宗教等)とは次元が違います。正法に対して心に疑いのある方は、偉大な主のご著書の読み方が足りないと思ってください。何時も枕元にご著書をおいておられるでしょうか。そういうお心掛けが大事だと思います。

 昨年の7月には、『一人の男の子が階段から落ちて指を切断したが、心配いらない。直ぐに手当てしたから』と天から逸早く通信を戴き、申された通りの成り行きに、驚くと同時に大感激いたしました。

 先般東北地方に大きな地震が起きましたが、私は昨年、天から『東北へ回れ』とご指示を頂き、睡眠もそこそこに大阪のY様ご夫妻様を始め、お心熱き法友様と共に岩手県盛岡市へまいりました。その時は、このような大地震が起こるとは思ってもいませんでしたが、今から思いますと、天のお計らいを戴いたのではなかろうかと感激しております。

 このように、正法は私達の次元で考えられる世界とは違う、人知を超えた天の大いなるお計らいの世界だと思ってください。さらに当会は、天と直結している会であり、偉大なイエス様には、早くアメリカにいらっしゃい、とお待ちくださっておられますように、人種や国を超え、神の子としてお導き頂いていると思います。

 皆様を拝見しておりますと、本当に爽やかで、綺麗なお顔でおられます。大病したとか、大怪我したとか、騙されて会社が潰れたとか、一時はそういう方がおられても、今は皆様もご家族様も健全になっておられるのではないかと思います。それは、神仏様よりお守り頂いておられるからです。その前に、ご自身が自覚され、神仏様の御心のままに生きようとなさっておられるからです。正法の中に生きておられる方は、悩み苦しみ、悲しみのなかにおられるはずがないのです。もしお困りのことがおありでしたら、自分の思い方、疑いの心、夫婦の調和、家庭の調和、そういうものが作用しているように思います。何時でもおっしゃってくだされば、解決のお手伝いをさせて頂きたいと思います。

 本当に正法は究めれば究めるほど、偉大な御教えだと思います。やがて、偉大な主のお導きの真髄と申しましょうか、天には、私達以上に先に進んで用意してくださっておられるということをお話しさせて頂く機会が来ようかと思いますが、今の段階では一般社会の慣習が強く、お話し出来ませんけれど、お心でお分かりになられる方もいらっしゃると思います」と、初めてお聞かせ頂くお話に心が震えました。

 続いて、ご発表の場に移りました。

 名古屋地区代表委員になられましたT.H様が「家内の膝を、そして私の右肩鍵盤を癒して頂きまして有り難うございます。私は3月4日に船橋市の病院で手術をする予定でしたが、もし手術をしていましたら、大震災に遭って、何か不都合が出来ていたかもしれないと思いますと、本当にお救い頂いたのだと有り難く思っております。ここ1カ月程はお世話に専念し、仕事の時間がなかなか取れなかったにもかかわらず、順調に仕事が入り、僅か3週間で昨年1年間を超える程の売上げを頂くという、到底人間業では考えられないような大きなお計らいを頂きました。今後お世話を通してお返しさせて頂きます」と力強くお話しされますと、丸山先生には拍手なさってお悦びになられました。

 続いて、奥様のT.H様が「両膝とも何の支障もなく生活させて頂いております。丸山先生には、何時も私達夫婦をご心配くださり、愛の手を差し伸べてくださいました。有り難うございます。本当に正法に触れさせて頂いて良かった! と思います。私は愛の実践の仕方をなかなか心に落とせなかったのですが、先日丸山先生にはお電話で『【我田引水】のように生きてはいけません。自分の田んぼに水を入れるのではなく、人様の田んぼに溢れるほどの水を差し上げなさい。そうしたら自分には神仏様から頂けるのですよ』と分かり易くお教えくださり、嬉しくて嬉しくて、その心で精進努力させて頂いております」とお悦び一杯にお話しされますと、丸山先生には「自分のしたことが嬉しいのではなく、人様の悦ばれることが嬉しい自分になられることが大事です。そういう生き方をなさると、智慧が出て来て、この方にはこんな言葉をかけて差し上げたらいいなと分かるようになるのです」とお教えくださいました。

 また、あるお世話の方が「テレビで大震災の状況を知った時、〈日本はどうなるのだろう〉という思いになりましたが、丸山先生より私達に対し、『祈りのことば』と共に、『まず自分の不安を取り除くために祈り、次は被災された方々のために祈ってください』とのお言葉を頂き、『常に天に意識を向けること』を失念していたことに気付かせて頂きました。

 また、翌12日の学修会を中止にされたことについて、『こういう状況の時は、皆さん不安を抱えたまま集まられますし、行き帰りも何が起こるか分かりませんから、開かない方が良いのです』とお教えくださいました。その後、Y.T様がお救い頂かれた貴重なご体験(『ひかり』誌2011年4月号44頁をご参照ください)を通し、偉大なイエス様には、丸山先生を通して絶妙なタイミングでお導きとお計らい(『祈りのことば』)を賜ったこともお教え頂き、常に天に意識を向けることによってお救い戴くこと、常に天に感謝をお捧げすることの大切さを学ばせて頂きました」とお話しされますと、丸山先生には「学修会を開かせて頂いたことによって、皆様のお心が天と繋がり、調和される、そのような尊い機会をお与え頂いたように思います」としみじみとお話しくださいました。

 また、ある方が「被災された方々に何もしてあげられない自分なのに、こんなに美味しいご飯を食べさせて頂いて、これで良いのだろうか、という思いが込み上げ、食事をしていても涙が出る毎日です」とお話しされますと、丸山先生には「涙を流しておられる貴方様のお姿をご覧になって、ご主人様は何かおっしゃいますか?」とお尋ねされ、その方が「何も言いません」とお答えされますと、丸山先生には「そうしたら、貴方様がそこで一言、言われるべきですね。嬉しいとか、感激しているとか。(被災された方々に)何かして差し上げることがすべてではないと思います。まず自分の心を豊かにし、天に感謝申し上げることが大事だと思います。そしてご主人様に、『私はこんな思いがして、嬉しくて感激して、涙が出て仕方がないの』等と、頭で考えるのではなく、自分の善なる心の内を素直にお話しされることにより、ご主人様も感激され、お心を開かれるようになられ、やがてご家庭が温かく明るくなり、発展して行かれるのです。それが家庭の調和の根本です」とご指導くださいました。

 その方が「最近は心の内を少し話せるようになり、ご光輪を拝見させて頂いた時も、あまりの嬉しさに、『今、素晴らしいご光輪が拝見出来るよ。お父さんも拝見したら心が嬉しく、綺麗になるよ』と言っている自分がありました」とお話しされますと、丸山先生には「それで終わると、神様も何も分からないご主人様になってしまわれますよ。貴方様が神様の事をもっと勉強され、お話しして導いて差し上げることが大事です。神様のことをお話しされるのですから、恥ずかしいと思うことは絶対に間違っていますよ」とご指導くださいました。

 また、ある男性の方が「息子が免許を取ったので、買える範囲内で息子の好きな車を買ってあげたのですが、思ったよりも大きな車で、夜出掛けた時は特に心配で、電話が鳴るとドキッとします。同時に、自分も父親に同じような思いをさせていたのではないかと思いますと複雑な思いです」とお話しされますと、丸山先生には「貴方様のお心を安らぎに持って行くにはどうされたら良いでしょうか? 〈危ないなあ〉で終わらせますか?」とお尋ねになられ、「お子様との人間関係をもっと深くすることが大事です。奥様も交えて3人で話し合い、お子様の良い所を褒め称え、楽しい家庭にして行かれたら事故は起きません。そしてお子様に対するのと同じお心で従業員の方にも向かわれたら、会社も発展されると思います」とご指導くださり、その方の奥様に対して、「ご家族様が調和するための根本は、楽しい家庭を作ることです。

 お母さんは、褒め称え合い、嬉しいね、良かったね、有り難いね、と悦びに溢れた楽しい場を作ることが大事です。それには、まず貴方様ご自身が悦び一杯に爆発されることです。もし爆発出来ないとしたら、非常にご無礼ですが、生まれた環境、教育、思想、習慣、五官の何処かに原因があると思います」とお心熱くご指導くださいました。

 東日本大震災によって心が揺れ動いていた時、天の御方々には、畏れ多くも、私達の心を見通され、丸山先生を通して『祈りのことば』を賜り、神仏様の御存在と御心を思い起こさせてくださいました。心より深く深く感謝申し上げます。

 早急な支援や今後の復興に向けて、様々な専門分野の方々が懸命にご尽力しておられますし、国内はもとより、世界中のお心在る多くの方々が、ご自分のさせて頂ける事を行動に移しておられるなかで、正法に触れさせて頂いている私達は今、善なる心のままに、一日でも早く、お一人でも多くの方がご平安を戴かれますよう、正法をお伝えしなくてはならないと固く固く心に刻ませて頂きました。

 常にお導き、お見守り頂いておりますことを、大宇宙大神霊・仏様に対しまして、心より深く感謝申し上げます。

   (N.T)




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