『会員特別レポート「母をお救い戴きまして」』


金沢地区 K.K

 丸山先生、8月16日には、大変お忙しい中を母の施設までわざわざお越しくださいまして、本当に本当に有り難うございました。

 去る8月13日の金沢地区学修会で、私が母との事をお話しさせて頂きました事をご縁といたしまして、丸山先生には、本当に尊いご指導をくださいました。

 母は、2年前に脳梗塞で倒れてからは話すことが出来なくなり、右手が利かなくなり、認知症も進み、私の顔も良く分からなくなっていました。93歳という高齢ではもうしかたがないかと諦めておりましたが、このまま亡くなったらどうなるだろう。いつまで母のこんな哀れな姿を見なければいけないのだろうかと、辛い思いで心が重くなることもしばしばでした。ある学修会で先生には「実のお母様が、いつまでもいてくださることは、嬉しいことではないですか。そこに感謝して、精々お母様の所へ行って差し上げたらいいですね」とおっしゃってくださいました。先生のお言葉をお聞かせ頂いてからは、つかえが取れて、心がすうーっと楽になり、軽くならせて頂きました。それからは時間の許す限り母の所へ行き、愛しい我が子に離乳食を1さじ1さじ食べて頂く気持ちで楽しみにして通わせて頂くようになりました。

 去る8月13日の金沢地区学修会は、最初からとても温かく、悦びで一杯の雰囲気でした。私の発表が廻って来ました時、私は父と母をお救い戴いた悦びが自然に心から溢れてきました。

 先生には「言葉がしゃべれないから、意思疎通するのはもう無理と貴方様が諦めないで、一言でも貴方様の言葉でお母様が理解出来るようにして差し上げ、お母様の言葉を少しでも引き出して差し上げることが大事です。貴方様からそのような働きかけをして差し上げないと、お母様は言いたいことを何も言わないまま亡くなってしまわれます。『お母さん! こうやね。そうか! 分かったよ』というように、話しかけて差し上げたら、お母様はもっとお元気になられます。実践してみてください」とご指導くださいました。

 有り難くて嬉しくて早速母の所へ行き、「丸山先生がね、もっとお母様のお話を聞いて差し上げなさい、と言ってくださったのよ。何でも思ったことをお話ししてくださいね。心に溜めていると天国に還れないよ。分かる? お母さん。丸山先生の事覚えてる?」と手を握って、肩を抱き寄せて、愛しい幼子に接するように話しかけてみました。いつもは殆ど無反応な母が私の顔をじっと見たり、目をパチクリさせたり、もごもごと何か話しかけたり、私の話しかけに頷いたり、いつもとは違う、はっきりとした反応を示しました。

 私は嬉しくなり「分かったよ。私がいるから大丈夫だからね。もうお話ししても通じないと思っていて本当にごめんね。何も心配ないからね」と、久しぶりに心を込めてお話しさせて頂きました。

 本当に先生のお言葉通りに、驚く結果を戴いたのです。家に帰り、直ぐにレポートを出させて頂きました。先生には直ぐにお電話をくださり、「良かった、良かった」と大変お悦びくださり、「私でよかったら、何でもお手伝いをさせて頂きますから言ってくださいね」と大変勿体ないお言葉をくださいました。

 次の日、また元に戻っていたらどうしよう、という不安を少し持ちながら母の様子を見に行きますと、昨日より更に意識がはっきりとしており、本当にびっくりするやら、嬉しいやらで、丸山先生にまたご報告したい気持ちで一杯になりましたが、勇気が出せないでいました。そして神仏様に心からの感謝をお捧げ申し上げておりました。するとそんな私を天には見通されたかのように、再び先生にはお電話をくださいました。そしてまた大変お悦びくださり、母の施設に行ってくださると何度もおしゃってくださり、「私は過去にもそのような人助けを沢山してきました。私にはそういう使命があるようです。その使命を果たさないと天には還れないのです」とお話しくださいました。

 私は、余りにも畏れ多い事なので、有り難いのですが「はい。お願いします」とは申し上げられず、「勿体ないです。有り難うございます。有り難うございます」とお答えするのがやっとでした。

 電話を切らせて頂いてからも、先生のお言葉を素直に頂けなかったことを一晩反省し、妹や娘にも相談して、母の様子を先生にご覧頂くことに私の心が決まりました。

 母の所に行きますと、更に意識がはっきりしていました。私は「丸山先生がねえ、お母さんに会いたいって言っておられたよ」と言いますと、母は私の顔をしっかりと見て、「ほう〜かあ」とはっきりと分かる言葉で話すのです。もうびっくりして、その場で直ぐに躊躇することなく先生にお電話させて頂きました。先生には心からお悦びくださり、「よかったら、今から行きましょうか」とおっしゃってくださいました。私は「本当に、本当に! よろしいのですか?」と何度もお尋ねしてしまいましたが、本当に不思議な何かに導かれるようにして、母は93歳で意識がはっきりした状態で先生にお目に掛らせて頂きました。先生には、母に対して優しく話しかけてくださいました。母はしっかりと先生のお顔を見て何度も頷いてくれました。

 「お母様は本当にお変わりになりませんね。本当にお心がきれいで、まっすぐな方ですね。この施設はとても綺麗で大変霊域がよい所です。これ以上の環境は無いと思います。何も心配もいりませんよ」とおっしゃって頂き、勿体なくも母の身体を優しく丁寧に擦ってくださり、そして畏れ多くも神仏様の「御ひかり」を入れてくださいました。

 なぜ母はいつまでも天に還れないのだろうと思っていたことが、今日のこの日の為に母は待っておられたのかもしれないと分からせて頂いた様に思われてなりませんでした。勿体なくも先生には「きっとそうかもしれませんね」とおっしゃってくださいました。本当に本当にまるで夢の中の出来ごとの様な尊い一時をお与え戴いたのでした。その後、母の顔色は更に良くなり、私の呼び掛けにはっきり頷き、またコロコロと良く笑います。そして驚くことに、固まったように動かなかった右手も柔らかくなり、血が通って温かくなりました。毎日母に会いに行くのが本当に楽しくて楽しくて仕方ありません。

 丸山先生には、本当に貴重なご指導とご慈愛に満ちた有り難いお計らいを戴きました事を有り難く有り難く感謝申し上げます。

 父を見送らせて頂きました時の様に、母の意識がしっかりして還って頂けますように、もっともっと心を込めて実践し、報恩感謝の精進をさせて頂きます。

 大宇宙大神霊・仏様、偉大な主・高橋信次先生、偉大なイエス様に対しまして、母をお救い戴き、誠に有り難く有り難く、幾重にも感謝をお捧げ申し上げます。

 有り難うございます。有り難うございます。





↑ページの最初に戻る