「友人へ伝道させて頂きまして」


福岡地区 N.Y

 この度、とても大切な友人に伝道させて頂くことが出来、今の悦び一杯の気持ちをご報告させて頂きたく、レポートを書かせて頂きました。

 友人とは、19歳の頃から約10年近く、とても仲良くさせて頂いておりました。その後、お互いにそれぞれが結婚をし、子供が生まれ、仕事に家庭にと、自然とお会いする機会が減ってきておりました。しかし、お互いの近況は、人を通してある程度は知っておりました。人を通してと申しますのは、私の姪のN様(現在は正法に帰依され、福岡地区で共に学ばせて頂いております)でございます。

 友人の甥にあたる方とN様が結婚しておられます関係で、私と友人は、直接連絡を取り合う事はなくても近況はお互いに知っているという関係が、約34年ほど続いておりました。

 今年10月の福岡地区定例勉強会の前日に、姪のN様より、友人のご主人様の病気の事を聞き、驚きました。約1年ほど前にガンの手術を受けられたとの事でございました。姪は病気の事は伏せておくようにと友人に言われたそうですが、私との会話の中で思わず病気の事を話してしまった事に困っておりました。ですが私は、友人が今どれ程不安な思いでいるかと思うと、「このままにしていてはいけない。とにかく友人に連絡をさせて頂こう」と思い、その夜直ぐに友人に電話をいたしました。

 実は、私は友人に対しまして、「大変申し訳ない」という思いを持っておりました。その理由は、今から約9年ほど前に、友人はご長男様(18歳)を交通事故で亡くされ、とてもとても辛く、悲しい思いをされておられました。その時、私は友人に何もして差し上げられなかったのです。友人の悲しみを思うと、自分でもどうして差し上げたら良いのか分からず、本当に勇気のない愚かな人間だと、自分のことを思いました。そして、その勇気のなさが心の中で苦しみとなっておりました。

 私は有り難くも、偉大な主・高橋信次先生のお説きくださいました、正法にご縁を頂く事が出来、お救い頂く日々を頂きまして、心に不安を持つ事なく有り難い日々を頂き、感謝の日々を送らせて頂いております。その悦びを友人にお伝えし、友人にもこの幸せを味わって頂きたいとずっと思っておりました。以前、丸山先生より『伝道は、新しい方を捜すばかりではなく、過去に御縁の在った方への伝道も大切です』というご指導をお聞きいたしました時、私は直ぐに友人の事を思いました。友人にご著書をお渡ししたいと思いながら、勇気のない私は、どうしても一歩前へ出る事が出来ずにおりました。

 ですから今回、姪から友人のことを聞きました時には「もう、どんな事をしても彼女にご著書をお渡ししなければ!」と思い、姪から聞いた日の夜に、友人に電話をさせて頂き、翌日の福岡地区定例勉強会後に友人のお宅へ伺う約束をいたしました。

 福岡地区定例勉強会での、偉大な主・高橋信次先生のご講演の演題は『新復活』でございました(1976年6月東北研修会)。偉大な主・高橋信次先生のお姿を拝見させて頂き、ご講演を拝聴させて頂き、偉大な主・高橋信次先生の大きな大きな愛と御慈悲に心がふるえ、感謝の涙があふれました。自分の心の小ささを反省いたしました。そして、ミカエル様のお言葉を拝聴させて頂きまして、とても大きな勇気を頂き、「もうこうしてはおれない、行動を起こさなければ! 友人に伝道してお救いしなければ!」と心より熱く思わせて頂きました。心は熱いのですが、友人とは本当に久しぶりに会うのだからと、冷静に「今日はただ、友人の話を聞かせて頂き、今までのお互いの時間をうめる事が出来ますように」と、ただただ守護・指導霊様にお祈り申し上げました。

 友人と久しぶりにお会いして話もはずみ、そして帰る少し前になって友人に、正法のお勉強をさせて頂いております事をお伝えさせて頂きました。

 すると友人はとても興味を持たれ、「ぜひ、その御本を読みたい」と言われましたので、その2日後に『心の発見』3部、『人間釈迦』4部、『心の対話』の8冊をお渡しいたしました。友人は、1カ月も経たないうちに8冊のご著書を拝読され、「また、始めからゆっくりと拝読したい」と言ってくださっています。私は、友人のご著書の拝読の速さに驚き、どうしてそんな速いのかをお聞きしましたら、「何故かしら、心がどんどん引き込まれてしまい、ついつい読んでしまう」と笑いながら話してくださいました。私は心から嬉しく思いました。そして、今まで友人にご著書を渡せなかった自分の愚かさを反省いたしました。

 今回の伝道は、すべて守護・指導霊様のお導きと思わせて頂いております。福岡地区定例勉強会前日に、姪が友人の近況を話してくださいましたこと、そして福岡地区定例勉強会で大きな勇気を頂きましたこと、又、そして熱い心のその日のうちに、友人にお会いする事が出来ましたこと、そして友人との別れの際に、ほんの少し正法のお勉強をさせて頂いていることをお伝えいたしましたら、友人がとても興味を持ってくださり、「直ぐにでも、その御本が読みたい」と言われた事などを考え合わせますと、偶然ではないような気がして、不思議な思いでいっぱいです。

 今、友人は『心の原点』『原説般若心経』も拝読されています。これから先、友人と一緒に正法のお勉強が出来ます事を、守護・指導霊様にお祈り申し上げさせて頂きました。

 そして、このような大きな悦びを頂きました事に、大宇宙大神霊・仏様に対しまして心より感謝の誠をお捧げ申し上げます。

 有り難うございます。有り難うございます。

   (福岡県田川郡赤池町・主婦)





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