父をお救い頂きまして

富山地区 E.H

 昨日は大変お忙しい中を主人がお邪魔をいたしまして、本当に有り難うございました。

 主人が帰宅しましてから、先生、御奥様とのお話の中で、私の父のことについてお話しをしてくださいましたことを聞かせて頂きました。

 偉大な、偉大な主・高橋信次先生の尊い尊いお計らい、お導きによる、貴重な貴重な体験をさせて頂いた一瞬が蘇り、心は感謝の思いで溢れてまいりました。

 先生は、「ザァー、ザァー」と電話が混線したようになり、父の意識が割り込んで来たことをお話しくださり、「お父様は心に法を入れる機会があったのでしょうか」とお尋ねくださったことを聞かせて頂き、法を心に頂く機会のなかった者は、亡くなったからと言って法が分かるわけはなく、先生にお救い頂きたいと、私と先生のお電話の一瞬を捉えて意識が割り込んで来ることは出来ないことを分からせて頂いたように思い、私が先生から頂きました父に関係するご指導の一つ一つを振り返って見ました。そして、今日まで先生から頂きました御教えの一つ一つが繋がり、父をお救い頂くことが出来ましたことを分からせて頂いたように思わせて頂き、先生に御礼を申し上げずにはおられなくなりました。

 先生に初めて御目にかからせて頂きました時に「お父様をお好きですか?」と問いかけてくださいましたが、「嫌いです」と即答した愚かな私に対して、「今日までの思い、行いをお父様にお詫び申し上げてください」とご指導くださいましたことが、最初に頂きましたご指導でした。私は勇気を振り絞って涙でぐしょぐしょになりながらお詫びをいたしました。私は長年の心の重荷を下ろすことが出来、自分がまるで生まれ変われたように清々しい思いにならせて頂きました。後日、母から聞かせて頂きましたことですが、父は日記に「自分こそ娘にお詫びしなくてはならない」と書いてくださっていたそうです。しっかりと私を受け止めてくださっておりましたことを分からせて頂き、心から感動し、涙いたしました。

 先生には自分の間違いをお詫びすることからお教えくださいましたお蔭様で、父の心にも、私の心にも、正法は何と、何と素晴らしい御教えなのだろうという感激を頂き、迷うことがなくなり、今日に繋がっていると思わせて頂いております。

 先生には、私が骨折して入院しておりました病室に駆けつけてくださいました時に、父はただ一度だけ御目に掛からせて頂きました。その時に父は、「Eは私の言うことは聞かずに、丸山先生のことばかりです」と申し上げましたが、父は私が法を学んでいることが嬉しくて、嬉しくて、誇りであったことを母から聞かせて頂きました。なぜなら、そのことを嬉しそうに、どこででも話していたそうです。全て先生からご指導を頂きましたお蔭様です。

 また主人と私が正法を学ぶことを婚家先の反対から庇ってくださり、私が学んでいけるように助けてくださいました。私の変わっていく姿をしっかりと見てくださっておりました。

 また、毎晩、意味も分からずまま、般若心経を上げておりました父に、先生のご指導により、偉大な、偉大な主のご著書「原説般若心経」を主人が父に届けてくれました。父は大変悦んでくださり、一生懸命に拝読してくださいました。父は「何と難しいご著書だね」と言っておりましたが、父は非常に勉強家でしたので、私は父にも分からないことがあることに当時は驚いてしまいました。活字を理解しようとして、心で拝読することを知らなかったのだと思います。当時の私も父に言って差し上げることが出来ないお粗末な自分だったことを申し訳なく思います。でも、一生懸命拝読する努力を欠かさなかった父でございましたので、亡くなりました後も、母に対する先生のご指導の数々を、母に分かってほしい一心で話す私の話を、また私の拙い父への供養文を解ろうと、一生懸命であったのではなかろうかと思わせて頂いております。

 愚かな私が変わっていく姿を父は心から悦び、私を変えてくださった正法しか、お救い頂けないことが分かり、父の意識は、丸山先生と私の電話の一瞬を捉えて、先生にお縋りしてきたのではないかと思わせて頂いております。

 先日、金沢学修会で『己を生かし、他を生かす』のお言葉の真意をお教え頂きました。『己を生かす』とは、他人の姿を見て、自分にもそうしたところがあるのではなかろうかと見つめ、自分を変え、正しくする、それが『己を生かす』ということであり、『他を生かす』とは自分が変わることによって周りの人も変わってこられ、全てが正しくなることであるとお教えくださいました。

 私は、父がお救い頂きました今回のことを決して忘れることなく、心からの感謝をお捧げ申し上げ、『己を生かし、他を生かす』ことを、しっかりと心に落とし、今後に繋げていきたいと思わせて頂いております。

 偉大な、偉大な主・高橋信次先生の貴重な、貴重なお計らい、お導きを頂くことが出来ましたのも、丸山先生のご慈愛溢れるご指導を頂くことが出来ましたお蔭様でございます。

 今日までのお導きに対しまして、心より深く、深く感謝申し上げます。

 有り難うございました。

   (富山県富山市・主婦)





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