伝道を通してお導き頂いたこと

金沢地区 K.K

 アメリカにお出ましになられている大ヤコブ様、元アメリカ国務長官のコリン・パウエル様に、正法が伝わることにより一気に全世界に正法が広がる、今がその前夜なのです。そのためには、まず、私達は、自分自身の心づくりをして、一人でも多くの方に法をお伝えすることが最も大切です。と、丸山先生よりご指導頂いております。

 私は、学友のA.K様より伝道して頂き、また私も同じく学友のR.K様に伝道させて頂き、現在この3人は、法友として大変仲良くさせて頂いています。ある日、R.K様から、3人で同窓生全員(約300名)に対して、是非伝道しましょう、と熱いご提案を頂きました。正に天のお導きと思わせて頂き、即日3人の旗揚げとなりました。

 既に高校を卒業して40数年が過ぎています。その多くは、以後のお付き合いもほとんど途絶えている方々です。

 何百人という方々に対しての伝道ということは、一人ではとても思いも付かず、勇気のいることですが、3人ならば、法によってお救い頂いた悦びをお伝えすることと報恩感謝を根本として、お互いに助け合い励まし合いながら、心を一つにしていけば、させて頂くことが出来るのではないか。きっと「早く私にも伝えて」と待っていてくださる方がおられるに違いない。神仏様には、必ず縁生の約束の友に必ず繋げてくださるだろう。と心から溢れ出る思いで3人とも心が熱くなりました。

 発足にあたり、先生からは「3人が平等に同じ次元に立って行うことが大切です」とご指導頂きました。

 まず伝道させて頂くにあたり、偉大な主・高橋信次先生のご紹介の文章を書かせて頂くこと、お説きくださいました神理について大切な要点をご著書やバックナンバーより抜粋して持ち寄ること、お救い頂きました体験を書いたお手紙を作成すること、『ひかり』誌に付箋をつけて同封し、全員に送らせて頂くこと、などについて話し合いを重ねてきました。

 そんな折、新潟の心熱き方が法に触れて来られ、ご本人様のレポートが掲載されている300号記年号を、感謝の印として伝道用にと200冊お求めになられたというお話を聞かせて頂き、大感激大感動いたしました。私達も、こうしてはおられない、と心が熱くなり、どんと後から強く押されたように、計画していたことを即実行させて頂きました。

 その後、ほんの数名の方からでしたが、「ありがとう。読ませて頂きます」とのご返信を頂き、3人で悦びを分かち合いました。

 またその後は、個別にお電話やお手紙でご感想などを聞かせて頂きましたが、なかなか求めて来られる方に繋がりませんでした。

 今後はどうして行ったらよいものかと、次第に壁にぶつかるようになってしまいました。これではいけないと思い、伝道に対する思い方を見直し、結果にとらわれていたことなどについて反省をいたしました。やり尽くす思いや、続けていく根気と愛念の足りなかったことに気付かせて頂き、3人で励まし合いました。そんな中でも住所の不明だった人とばったりと出会ったり、他の学友様から情報を頂いたりと、次々見えない糸による天のお計らいを頂き、感謝感激を頂く体験もございました。

 そんなある日、お一人の懐かしい学友様からお電話を頂きました。以前に、丸山先生より正法のお話をお聞きしていた、という思いがけないお話でした。「それなら一緒に勉強しましょう」とお誘い申し上げると「ぜひに」と言って頂き、過日の学修会に初めてご参加されました。

 旗揚げから約半年で、悲願の第1号の縁生の友との出会いを頂くことが出来ました。学友が4人になり、嬉しい限りです。偏に、大宇宙大神霊・仏様の御導きによるものと感謝をお捧げ申し上げ、3人で悦びを分かち合いました。

 当日の金沢学修会では、先生より次のように伝道に対する大切なお導きを頂きました。

 自分が自分がという我を無くすることです。我とは自分中心の思い(人にどう思われるかとか、体裁が悪いなあ等々)であります。その我が天意を切ってしまうのです。伝道は自分中心の思いがあっては出来ないのです。無所得で、我があってはならないのです。利害関係等があっては伝道は出来ません、とご指導頂きました。

 私たちも発表の場を頂き、我を出さないで唯々善なる心に素直に『黙々(もくもく)』と行うのみだと分からせて頂きましたと申し上げましたところ、即先生には、「その『もくもく』がなかなか出来ないのです。自分のふところ勘定があるからです。無所得であることが大事です。このことについて心を裸にして、とことん話し合うことが大事です。自分の心づくりが第一番です。そこが出来ないと、いくら形を追っていても心在る人には繋がりません」と、これからの私達の伝道に対して、とても重要なご指導を頂きました。

 私の心の中をすべて見通されている先生のご指導を頂き、畏敬の思いと、正法の深遠さが心にずしりと重く感じられました。

 先生から頂いたご指導を家に持ち帰り、自分の心を見つめました。自分のふところ勘定とは何か。「宣言したからには結果を出さないといけない。何としても伝道しなくてはならない。お金もかかるし……という思い。恥ずかしいなあ、かっこ悪いなあ、人がどう思うかなあという自己保存の思い」等々がふところ勘定であり、その思いが常に心を揺らし、苦しみになっていたことや、3人での話し合いの中でも、心の底にある思いを裸に出来なかったことが度々あったことに気付かせて頂きました。

 『もくもく』という言葉の意味も深く知ることなく曖昧に使っていたことに初めて気付かせて頂きました。

 先生がご指導くださった無所得の心とは自分が無い、与え尽すという菩薩界の、非常に次元の高いお心であることに気付かせて頂き、正法の偉大さに深く感動いたしました。

 早速3人で、頂いたご指導である無所得ということ、心にあることを裸にして話し合うこと、法による話し合いを持つことなどを確認し合いました。そして、それを実践していくにつれて、今まであった心の壁が取れて行き、心から打ち解けられるようにならせて頂きました。

 伝道に対する正しい思念と、正しい目的意識による愛の心が天に通じ、見えない糸によって繋がっていくことを今回の伝道の体験を通しまして、心に深く刻み込むことが出来ました。

 伝道が出来るかどうかは己の愛の次元によるとお導き頂いております。今日、愛の修行をさせて頂けます、303三名の尊い魂との出会いをお与え頂いておりますことを、大宇宙大神霊・仏様に対しまして心から有り難く感謝申し上げます。

 愚かで貧しい不純な心を反省しながら、無所得の尊い愛の心を目標にして、精進して参りたいと思います。

    (石川県金沢市・主婦)





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