父をお送りして

福岡地区 M.K



 丸山先生、この度は、父、K.Sに対しまして、沢山の奇跡と、また、素晴らしいご指導を頂きまして、誠に誠に有り難うございました。

 11月4日午前10時25分、お陰様で父は、最期まで、何の不安も苦しみも痛みも無く、安らかな顔で眠ったまま昇天することが出来ました。亡くなって30時間が経過しても、全く硬直せず、体に触れると、肌もやわらかく温かかったので、棺に移す時には、葬儀会社の方々も生き返るのではないかと思われたほどでした。偉大な主・高橋信次先生には、ご講演の中で、亡くなってから硬直するのは、この世に執着があるために肉体から離れられないからであり、そういう魂は、地獄に堕ちてしまうことをお導き頂いておりますが、それをお聞きしたとき、死後硬直していた兄の姿を思い出し、大変ショックを受けた事がございました。ですから内心、「父は大丈夫だろうか?」という不安が少しありました。

 しかし、本当に、偉大な主・高橋信次先生のお導きの通りでした。父は、病院で、「大腸がんの末期で、手術しなければ余命数日でしょう」と告げられても、何の動揺もせず、手術を断りました。「何の不安もない」と、ニコニコ顔で答える父に、私達も大変救われました。父は、深く神仏様をお信じ申し上げておりましたので、不安もなく、この世に対する執着も持たずに、肉体から離れられたのではないかと思わせて頂いております。父が硬直していない事が分かった瞬間、悦びが心の底から湧きあがり、今まで味わった事の無いような感動感激で心が震えました。

 父が亡くなり、とても悲しいはずなのに、父が光明の世界に進んでいると思わせて頂きますと、只々嬉しく、そして心が平安になっていきました。それは正法に帰依しております母も同じでございます。正法に帰依させて頂きましたお陰様で、どんな状況でも、平安に過ごせ、どれだけ心をお救い頂いているかを、改めて実感いたしました。

 また、今まで父に対して、素直に接する事がなかなか出来なかった私ですが、今回の入院の間に、今までどうしても言えなかったお詫びの言葉と、父親になってくださったことへの感謝の言葉を、心の底から溢れる思いと共に、お伝えする事が出来ました。父も自分こそ悪かったと言って私を慰めてくれました。やっと本当の親子になれたような気がいたしました。その時、ふと、「私は父にこんな風に守って頂いてきたのだ」と言う言葉が心に浮かびました。たとえ寝たきりであっても、父の存在は大変大きいもので、その存在が私に勇気を与え、安心感を与えてくださっていた事に、初めて気付かせて頂きました。本当に今まで、父に対する感謝の薄い娘であった事を、心からお詫びいたしました。

 そして、正法に出会わせて頂いたからこそ、このような平安と悦びを頂き、心をお救い頂いていることに対して、もっともっと感謝をお捧げしながら一日一日を送らなくてはならないと思わせて頂いております。

 また、この度、父のことを通しまして、本当に沢山の事をお教え頂きました。

 まず、一番感激いたしましたのは、私達が皆、天により、生かして頂いているという事を分からせて頂いたことです。

 父は、10月10日ごろから体調を崩し、12日に腸閉塞で入院いたしました。腸閉塞の原因を探るため、大腸の検査をいたしましたところ、なんと、大腸がんが末期の状態で大きく盛り上がり、腸が殆ど塞がって閉塞していることが分かりました。検査をされた医師は、「ここ1〜2年でこのような状態になるものではありません。大分以前から便秘がひどかったはずです。この状態で、通常の食事をしたら固形の便となり、すぐに閉塞して大変な苦しみを伴って死亡してしまいます」と言われ、父が入院の直前まで普通の食事をし、旅行もしていたことをお話ししますと、「そんなことは、考えられません。ゆるい状態の便なら通るかもしれませんが、ゼリーのように柔らかいものを食べたとしても、固形の便になりますから、閉塞してしまうはずです」と言われ、大変驚いておられました。

 私は、その医師のお話をお聞きした時に、今まで父が頂いて来ました、偉大な神仏様のお計らいに、やっと気付かせて頂くことが出来たのです。

 昨年の夏、父の前立腺肥大がひどくなり大学病院に運ばれましたが、命の危険があるため手術は出来ないと言われ、途方にくれておりましたところ、丸山先生を通しまして、畏れ多くも、偉大な神仏様の「御ひかり」により、劇的に癒して頂くという奇跡を頂きました。その時、実はすでに便秘がひどい状態でしたが、その便秘が大腸がんによるものとは、だれも気付いておりませんでした。

 神仏様の「御ひかり」を頂き、前立腺肥大だけでなく、大腸がんも改善されたため、排尿も排便もスムーズに出来るようにならせて頂いたのだということを、初めて分からせて頂きました。さらに、その後しばらくしてから、一切食べ物を受け付けず、日に何度も大量のゆるい便が出続けるという状態が約2週間続き、その後は本当に元気にならせて頂いたことがありましたが、その時、なぜこのようなゆるい状態の便しか出ないのだろうかと、不思議に思っておりました。しかし、ゆるい便でなかったならば、腸が閉塞してしまい、父は大変苦しむところでした。だれも、大腸がんがあることを知らないのに、神仏様にはお見通しであられ、そして父の腸が閉塞しないように、便をゆるい状態にコントロールして、出してくださっていたのだと思います。

 正法にご縁を頂く数年前から、父は便秘がちでしたが、その間に溜まった便を、神仏様が、全て排出してくださったのだと思います。最期は宿便のような便が出て御治療が終わり、その後は立派な便が出るようになり、もう二度と外出など出来ないと、本人も家族も皆思っていましたが、今年は母と旅行にまで行き、旅行先では、母の残した食事まで食べたにもかかわらず、何事もなく帰ってきました。

 本来、病気の状態から言って、そのように過ごすことなど考えられないことだそうです。昨年夏、神仏様の「御ひかり」を頂いてから、神仏様には、毎日朝から晩まで、父の便の状態をきちんとコントロールされ、父を生かし続けてくださっていたということを分からせて頂きました時には、毎日奇跡をお与え頂いていたことに大変驚き、感激いたしました。

 大宇宙大神霊・仏様、偉大な主・高橋信次先生、守護・指導霊様。父に数々の奇跡をお与えくださり、正法を学修出来るように、日々元気に生かし続けてくださいました御慈悲に対しまして、心より深く、深く感謝申し上げます。

 そして、父のことを通して、次にお教え頂きましたのは、意識の医学の素晴らしさです。

 父は、入院先の病院で、腸閉塞(イレウス)と診断されました。腸が閉塞し、便もガスも全く出なくなり、腸が水分も吸収しなくなったため、お腹が水分とガスで風船のようにパンパンに腫れて、吐いてしまっておりました。治療としては、イレウス管という管を鼻から挿入して、腸内の水分を吸引して体外に出していく処置がとられましたが、症状が改善されず、7日間が限度といわれているイレウス管を11日間も入れて処置しても、下剤を大量に使っても、便もガスも全く出ず、お腹はパンパンに腫れたままの状態でした。父はベッドに寝たまま、顔を動かす事も出来ず、また、飲食も禁止でしたので、日に日に衰弱していきました。

 それで、大変申し訳ないとは思いましたが、丸山先生に御相談させて頂くしかないと思い、お電話をさせて頂きましたら、なんと勿体無いことに、その夜すぐに、病室へお電話くださいました。父は、先生のお声をお聞きして大変悦び、そして、先生のご指導を一生懸命拝聴し、自分の心の間違いを反省していたようです。その後、神仏様の「御ひかり」をお送りくださいますと、その瞬間からお腹からグルグルと音が聞こえ出し、便が大量に出て、お腹が引っ込んでしまいました。そのご治療は本当に鮮やかで、何の痛みも苦しみも伴わない、そしてすぐに効果が現れる、本当に素晴らしいご治療でした。夫もその鮮やかさに心から敬服しておりました。

 また、先生のお計らいで、金沢地区のRK様より、大変な重労働をされて、父の病気の回復のためにと、貴重な薬草をおり送りくださいましたことを、心より、深く感謝申し上げます。

 その後、医師からも退院の許可が出て悦んでおりましたが、直前になって、なんと父の心臓のペースメーカーが壊れていることが発覚いたしました。最初のペースメーカーがすぐに壊れたので、次はなかなか壊れにくい位置に植え込んで頂いていたはずでしたが、壊れておりました。今度は心臓内科の先生より、すぐに手術を勧められましたが、父は「もう、自分の心臓だけで、生きられるところまで生きていきます」と、にっこりと答えました。私は「なんてすごい人なんだろう」と感激し、私だったら、このような心でいられるだろうかと、反省いたしました。正法を勉強してきた結果は、こういう場面で試されるのだと思いました。

 ところが、驚いたことに、父の心臓は、以前は1分間に30回も打てなかったのが、ペースメーカーは働いていないのに、52回も打っていました。知らないうちに、心臓にも、神仏様の偉大な御治療を頂いていたのだと分からせて頂き、本当に、本当に感激し、夫も大変驚いておりました。

 その後、父は退院し、父の希望どおり、夫の往診による自宅療養となりました。

 丸山先生には、勿体無くも、金沢からいつも気にかけてくださり、「必要な時は、いつでもお電話ください」と、本当にお優しいお言葉をおかけくださいました。先生のお優しい愛のお心に、今まで私達は何度お救い頂いてきたことでしょう。本当にいつも有り難うございます。

 そして、先生から、畏れ多くも、神仏様の「御ひかり」を父の心臓に入れてくださり、心臓の細胞意識に、復活して父の残された修行に協力するようにお話しくださいましてから、52回の脈が次の日には60回となり、その次の日には62回となり、遂に70回と言う、通常の健康な方と変わらない状態まで回復していきました。今まで触れなかった足の甲の脈さえも触れるようになり、夫も大変驚いておりました。そして、大腸のほうも、退院してから一度腸閉塞を起こしましたが、丸山先生より、神仏様の「御ひかり」を頂き、すぐに治して頂き、それ以降は全く詰まることなく、どんどん便が出るようになりました。これは、神仏様の「御ひかり」により、腸管を塞いでいた癌が小さくなり、通りが良くなったためではないかと思わせて頂いております。

 本当に、数々の奇跡を見せて頂き、意識の医学の素晴らしさに大感激いたしております。特に夫は、今まで学んできている医学では考えられない、人智を超えた高度な治療に何度も立ち合わせて頂き、心の底から感激しております。

 それから、肉体の船頭である意識(魂)と、肉体細胞の意識が、偉大な主・高橋信次先生のお導きの通り、全く別であるということを見せて頂きました。

 退院後、先生より、神仏様の「御ひかり」を頂き、細胞に復活するように話して頂くと、心臓も大腸も、日に日に復活していったのですが、父本人の意識は、日に日に薄れていきました。先生より、「定命の場合は、仕方がありません。あまり魂を引っ張ってはいけませんから」と、父が定命を迎えていることをお教え頂きました。

 船頭の意識が薄れていくのに、丸山先生の言葉を聞いた肉体細胞は、先生の言葉に忠実に復活を続けたのです。それを見せて頂いて、魂と肉体細胞の意識は別だという事を、本当に分かりやすく見せて頂いているように思いました。父は、命が燃え尽きそうになりながらも、私達に意識の医学の素晴らしさをいろいろと見せてくださったのだと思います。

 父を救うためにと正法を伝道しましたが、お救い頂いたのは、私達の方でした。夫が、私の父と前世で約束していて、今、約束どおりに教えて頂いているような気がする、と言いましたが、私も本当にそうではないかと思わせて頂いております。

 そして、先生には、父が安らかな最期が迎えられるようにと、何度もお祈りくださり、沢山ご指導くださいまして、誠に有り難うございました。亡くなる直前、意識はもうほとんど無い状態でしたのに、父の耳に受話器を当て、先生のお声をお聞かせした瞬間、眼がキラキラと輝き出し、意識が戻り、にっこりといたしました時には、そこに居合わせた者皆が、奇跡を見せて頂いた様に感激し、涙が止まりませんでした。

 父は、「死ぬ前に一度、丸山先生にお会いして、病気からお救い頂いた事の御礼を直接申し上げたい」と常々申しておりましたが、去る9月15日の福岡地区学修会に、先生が遠く金沢より遥々お越しくださったお陰様で、父は先生にお目にかからせて頂き、お礼を申し上げることが出来ました。先生が帰り際に、父と握手をしてくださいました時には、感激のあまり、声を張り上げて泣いておりましたが、あのように、声を立てて泣くほど感激する父の姿を見たのは、生まれて初めてでした。

 先生が、以前学修会で、誠に誠に畏れ多いことですが、父のことを前世においてご存知であられるというお話をしてくださいましたが、父の感激振りをみて、本当に過去でお会いさせて頂いている仲なのではないだろうかと思わせて頂き、父が亡くなる前に、念願が叶って、先生にお目にかかることが出来て本当に良かったと思います。

 父の最期の頃は、兄も休みを取り、往診に来てくださる夫も手伝ってくれて、皆で父の介護をし、皆で食事をし、そして父を囲んで会話したりなど、とっても楽しい一時を過ごしました。

 そして、今回、父が言葉を出せなくなる前に、やっとの思いで兄に伝えた言葉が「ご著書を御読みください」でした。兄はそれ以来ご著書を拝読するようになり、父の看病をしながら、偉大な主・高橋信次先生のご講演のテープに耳を傾けておりますうちに、最初は、「会社関係の方が沢山来られるので、葬式は普通にして欲しい」と言っておりましたが、理解をしてくれまして、父の願いどおり、「正法によるお葬式」で、父をお送りすることが出来ました。

 夫が司祭をしてくれまして、丸山先生よりお送り頂きました「正法による葬儀・告別式次第」の通りに、お坊様をお呼びせず、分かりやすい言葉で魂をお送りする、通夜、葬儀を執り行わせて頂く事が出来ました。ご参列された方々からも、「素晴らしい式でした」「あの世に帰る時にどうしなければならないか、良く分かりました」等と、感想をお話しくださり、大変嬉しく思いました。父が、ご参列くださった方々に、伝道しているかのようでした。

 そして、21日目まで、『心行・祈願文』、『引導文』を上げさせて頂きました。振り返って見ますと、今回、夫には感謝しても仕切れないほど、沢山お世話になっております。主治医として毎晩遅くまで父に尽くしてくださり、最期を看取って、死亡診断書を書いてくださり、その後はすぐに司祭として、通夜も葬儀も執り行ってくださいました。本当に何とお礼を申し上げても足りないくらいです。夫とご縁を頂いておりますことを、心より感謝いたしております。また、夫をこの世に出してくださいました、お義父様お義母様には、本当に感謝しなければいけないと思わせて頂きました。

 夫に対し、感謝よりも求める心の方が強かった自分の心にも、気付かせて頂きました。今後は、夫婦の真の調和を目指し、神仏様とお約束させて頂いている使命を果たせますように、精進努力して行くことをお誓い申し上げます。

 そして、微力ではございますが、丸山先生の悲願であられます、「北陸地方100万人伝道」、さらには「アメリカのヤコブ様」「イギリスのマタイ様」への伝道が実現し、先生御夫妻様とご再会される日が一日も早く来ますように、「明日はない」という気持ちで、頑張ります。

 大宇宙大神霊・仏様。

 いつも私達を御見守りくださり、お計らいくださり、日々生かしてくださいますことに対して、心より深く深く感謝申し上げます。

(熊本県合志市・主婦)





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