我が父をお導き頂いて

富山地区 E.H

 去る9月8日開催の金沢地区学修会において、今年4月18日に、丸山先生と私のお電話での話中に、突 然、私の父が割り込んできました時、先生には、父の 魂が天上界に帰られるよう話しかけてくださり、お導き頂いたお話をさせて頂きました。

 劇的な感動の瞬間が再び蘇り、私は深い悦びと感謝の思いで一杯にならせて頂きました。

 その日、何気なく着信履歴を見て、丸山先生からお電話を頂いていたことが分かり、すぐにお電話を差し上 げなければという思いで、急いでお電話をさせて頂 いたことが始まりでした。

 先生とのお話の途中に突然、『今、お父さんの意識が電話に割り込んで来られました』とお話しくださいま したが、私には何のことか、分かりませんでした。

 後で、先生が、私の父の魂に対してお話しくださったことが分かり、先生の温かいおことばに、私はただただ涙が溢れるだけでした。

 そして『只今、お帰りになられましたよ。面長な美しいお顔で、坊主頭で陸軍の佐官級の軍服姿でした。温 かい方でしたね。かねてより、長い間、お父さんは この時を待っておられたのではないでしょうかね』とお話しくださいました。

 先生のお話の父の姿は、私の生れる前の父でありましたが、写真で何度も見た通りの姿でした。

 先生には、電話での会話の途中に突然、他の回線が割り込んで来たようになり、次の瞬間、生前に一度しかお会い頂いたことがない、私の父であることをお分 かりくださいました。そして父の意識に対して、一言、一言、噛み砕くように、『天の在ること、神仏のいませること、そこに帰ること』等について、丁寧にお 話しくださり、あの世にお送りくださいました。それは決して 人知では推し量ることの出来ない、私達家族にとりまして夢のような瞬間の出来ごとを体験させて頂き、深遠な心の次元とは何と素晴らしい世界なんだろう、心 とは何という素晴らしい、精妙な世界なんだろうか等と、感激 と感動で心の底から震えるような思いにならせて頂きました。

 私は、只々嬉しくて、嬉しくて、すぐに母にお知らせしました。母の「あー、良かったね。これで安心した」と心の底から振り絞るような悦びと、安堵の声 で、後は涙で言葉になりませんでした。そして主人や息子や娘や、そして関係する思いつく限りの方にも次々お伝えさせて頂きました。皆様が、涙し、心から共 にお悦びくださいました。

 そして、何故父は軍服姿でいたのか不思議だったので、私は後日の学修会で先生にお尋ねしましたところ、『軍隊時代、大変優雅なお心ではなかったか』とお 話し頂き、亡くなられる迄当時の意識が強かったのでは、と思わせて頂きました。

 「意識 魂は永遠に変わることのない本当の自分自身である」という偉大な主・高橋信次先生のお導きが、ようやく少しずつ心で分からせて頂いたように思わ せて頂きました。

 そうした9月の金沢地区学修会において先生のお話をお聞きして、またまた心臓が止まりそうな程、大変驚 くことがございました。それは、先生には、かつて 私が骨折して入院していた当時、病院で父に一度しかお会い頂いていないうえ、その時は背広姿の父でありました。

 また私自身、当時の父のことは何一つお話し申し上げたことがないにも関わらず、父の軍服について、陸軍 将校の軍服姿であり、階級を表わす襟章のことまでを詳しくお話しくださり、その上、トラック島(?)に行っていたことや、父の表情、温かい性格の一つ一つ についてもお話しくださったからでした。それは生前の父や、 後に母からお聞きした父の姿、そのままでした。先生のおっしゃることは何一つ間違ってはいなかったのです。

 どうして出征していたのが陸軍であり、行き先がトラック島であったことをお分かりになったのか、私には 驚き の連続でございました。

 先生には「服装で陸軍将校であることが分かりました」とお話しされたのをお聞きした時、初めて、まさしく意識こそすべてであり、心とは正に精妙なものな のだと心から思わせて頂いたように思いました。そしてすべてが天のお計らい、お導きによるものであることをお教え頂いたように思いました。

 お陰様で法に帰依させて頂き、今日の幸せを頂きましたことを、謹んで大宇宙大神霊・仏様に対して幾重にも心より感謝申し上げます。

 お話の途中に割り込み、救いを求めて来られた我が父の意識を正しく発見してくださり、温かいおことばで 天上界へとお導きくださり、父をあの世に送ってく ださいました丸山先生に対し、心より有り難く、深く感謝申し上げます。

 初めて法に触れさせて頂いたとき、婚家先での反対を父が一身に受け、そのことは私の耳に入らないよう、ひそかに私を守り、私が学んでいけるようにしてく ださっていたことを後で知りました。

 明るく温かい父がいてくださったからこそ、今日の尊い幸せを頂くことが出来ました。父に対して、心より 有り難く、感謝申し上げます。

 父に対して、お与え頂きました先生の深い、深い愛のお心にお報いするためにも、今後、より精一杯、精進 努力しなければならないと思わせて頂きました。

 お与え頂きましたご慈愛に対しまして心でしっかりと受け止め、母と共に父から頂きました深い愛の一つ一 つを父に対し、更に深く感謝を捧げて行きたいと思 わせて頂いております。

 そして「この一連のことを、お母さんと手を取り合って涙して語り合うことが、やがてはお母さんをもお救 いくださることに繋がっていくかも知れません」等 と先生からお教え頂いたことを母にお話しさせて頂き、温かいおことばに涙、涙の幸せな時を頂きました。 

 このことは、私にとっても、母にとっても、父にとっても、嬉しいことであり、これを生かしていくことが、先生への感謝に繋がっていくのではなかろうかと 思わせて頂いております。

 先生との深い、深い縁生に心からの感謝を捧げ、更に、更に大切にしていきたいと思わせて頂いておりま す。

 有り難うございました。

(富山県富山市・主婦)



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