学修会に参加させていただいて

東京地区 U.K

 去る9月17日、今年の春より待ちに待った東京地区学修会に初めて参加しました。現在、新潟県長岡市に 妻と子供の4人で暮らしています。

 7月16日の10時13分頃、再び大きな地震に見舞われ、3年前の新潟県中越地震の出来事を再び思い出 し、直ぐ安全な場所へ家族全員で避難しました。揺れが落ち着いて自宅へ帰るなりテレビの報道では、刈羽原発で火災発生とのこと。黒い煙がモクモクと立ち上 がる映像を見た瞬間、さすがに今回は放射能漏れで「もうダメかな?」と大変ショックを受けました。どんなに安全策を取ろうが、やはり自然の力には到底太刀 打ち出来ません。想定基準を大幅に超える大きな地震の揺れのため放心状態の私に1本のメールが入って来たのです。

  以前より交流のあった東京地区のK様から「大丈夫ですか。家族の皆さんは無事ですか?」と安否確認の連絡が入りました。直ぐに折り返しメールで「私達は、 ケガもなく大丈夫です。しかし、刈羽原発が火災のため危険な状態です。どうすればいいでしょうか?」と失礼ながら質問をしました。私が動揺しているのを察 して、K様が「直ぐに『心行・祈願文』を拝読し、天に祈ってください。神様(天)を信じて恐れないでください」とお導きくださり、1ヶ月前に郵送されてき ました『心行・祈願文』に精神を集中させ、刈羽原発に向かって音読した記憶が昨日のようにハッキリ思い出されます。

  まだ会員ではない私に対して、K様より東京地区委員の方々へ原発火災が最小限に食い止められるよう急遽メッセージを発信して頂きました。
 
 震度6強の揺れでは、さすがの大人でさえ立っていることが困難な状態です。ましてや夏に向けて電力稼動の速度を大幅に上げている状態から、原子力を緊急 停止する訳です。普通に考えても火災事故による大量の放射能漏れは、まず避けられなかったのではないでしょうか。
 
 20年前に起きたチェルノブイリ原発事故での大惨事を思い出しました。新潟県の人口は約240万人。放射能漏れによる被害に遭えば、何十年も新潟県の大 地に人が立ち入ることは禁止され、二度と美味しい新潟県産コシヒカリを食べることが出来なくなったことでしょう。数年後には人体への影響が続出して、多く の人々がガンや白血病という難病に苦しめられ最悪の状態になっていたと予測されます。地震が発生してから数時間後、「刈羽原発の火災鎮火」の言葉をラジオ で聞きました。奇跡としか言いようのない現実に多々驚き、改めて正法の偉大さを実感した瞬間です。丸山先生を始めとする会員皆様方の祈りを通して、原発火 災による大惨事が避けられたのではないかと私自身受け止めています。

  ようやく9月17日、東京地区で初めての学修会に参加することが出来て、この上無い悦びを実感しました。午前中は、録画ビデオでの、偉大な主・高橋信次先 生によるご講話を拝聴いたしました。初めて拝見させて頂いた、偉大な主・高橋信次先生のお姿は、力強く腹の底から声が発せられ迫力あるパワーに圧倒されて しまいました。既にご著書を拝読させて頂き内容は知っていましたが、偉大な主・高橋信次先生のお話は大変分かりやすく「正法とは、日々実践の中にある」と 言うお言葉が、現在も私の心に響いています。

  今まで正法を頭だけで捉え、心で考える行為が全く伴っていませんでした。「頭で考える」と「心で考える」ことは雲泥の差があり、大きな間違いに気付かされ ました。そして午後の学修会では、丸山先生による会員の方々との対話形式でのご指導でした。

  「ひかり」誌でしか丸山先生を知る機会がなく不安もありましたが、直接お会いして、優しさが満ち溢れた第一印象を受けました。全身全霊でお話しされる、偉 大な主・高橋信次先生が父親的な存在だとすれば、対照的に、丸山先生は優しい母親のような存在感でしょうか。

  まだ白内障の手術後で体調も万全ではなく、金沢のご自宅より日帰りでの来京と伺いました。会員お一人ずつ日々の実践報告や質問に対して、個々の目線に合わ せた、丸山先生のご指導には只々頭の下がる思いです。しかも交通費は、丸山先生による私費負担と他の会員様からお聞きし、夕方まで時間の許す限り丁寧なご 指導をされるお姿に胸が熱くなりました。しかも月々の会費が無料であること自体、実に大変な金銭的負担です。約33年間の活動を続けてこられた背景を考え ると、丸山先生のお人柄と正法に対する並々ならぬ熱意を感じます。そして強い信念と愛に溢れたこの方であれば絶対間違いないと、今回の学修会を通して強く 確信を得ました。

  「新潟県は、心のきれいな人がたくさんいます。ぜひ新潟県で法を広めてくださいね」と、丸山先生より最後に貴重なお言葉を頂き、私へのご指導を最後に金沢 へお帰りになられました。正しいことを正しいと言う人は多くいますが、正法と照らし合わせた、丸山先生の生き方は大変素晴らしく、一点の曇りがないと言う 表現にピッタリです。あっと言う間の一日でしたが、心の底から湧き上がる悦びと感動を覚えました。実際に初めて学修会へ参加して、「正しさ」「愛」「実 践」など、日々の生活において何気ない言葉が、少しずつ心で受け止められるようになってきたように思います。

  学修会が終了して新潟県長岡市にある自宅へ帰宅するなり、妻に今回参加した率直な感想を伝えました。「母親は家庭の太陽。そんなご指導をされていたよ」と 伝えると、妻も大変悦んでくれました。正直「何かの新興宗教と間違われるのでないか?」と私の心に不安もありましたが「いい人達と出会いがあって良かった ですね」とさらなる意外な妻の返答に、私自身も大変驚いています。以前より夫婦の会話も弾み、子供達も元気いっぱいに楽しく過ごしている毎日です。地震に よって物より心の大切さを知り、家族や周りの協力があっての今があり私があります。過去の教訓は、必ず活かさなくてはなりません。現代社会の便利な生活に 慣れてくると、昔の苦い経験を忘れてしまいがちです。こうした地震をキッカケに、正しい心掛けの人が一人でも多く増えれば、調和のとれた素晴らしい社会が 待っていることを私は確信しています。

  今回の東京地区での学修会では、近県の富山地区代表であるH様と初めてお会いする機会に恵まれ、「ひかり」誌2007年8月号掲載のH様の記事を読み「偶 然ではなく、すべてが必然である」という文章に、とても感銘を受けました。私からご連絡を差し上げようと思っていた矢先、先日丁重なお手紙を頂いたところ です。これも何かのご縁でしょうか。H様よりご指導を頂きながら、新潟県での学修会開催に向けて早急に取り組みたいと考えています。

  今回の学修会で得た経験のおかげで、私の心に何一つ迷いと不安が無くなりました。子供のような素直な心で学び、これから一人でも多くの人々に分かりやすく 正法をお伝え出来ればと新たな決意をした次第です。

(新潟県長岡市・治療師)



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